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『大鳥圭介ー土方歳三との出会と別れ』

古賀志郎著『大鳥圭介ー土方歳三との出会と別れ』(彩流社、1993)を読みました。
またまた「幕末」ものです。
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大鳥圭介氏よりも、新撰組隙ですので、サブタイトルに惹かれて読んでみました。
この方は、「学習院」の院長も務められたと記憶していますが・・
もともと、武士ではなく医師の家にお生まれですので学術派なのでしょうね。

目次

1 日光山
2 医家から兵法家へ
3 幕府直臣となる
4 江戸開城
5 土方歳三との出会
6 宇都宮城攻防
7 日光路は天狗党の道
8 幻の陽明門
9 六方沢越え
10会津よさらば
11 北への旅立ち
12 蝦夷上陸
13 五稜郭
14 箱館政府樹立
15 宮古湾襲撃
16 土方歳三戦死
17 降伏
18 獄中記
19 碧血碑
20 智略と大胆

サブタイトルに書かれているにしては、土方歳三のことはあまり書かれていませんね。
この本では戊辰戦争、箱館戦争がメインで描かれてますが、
文章が面白みにかけるというか、読みづらいですね。

土方の描写で、最後のときが近づくにつれ落ち着かず、愛刀に「お前が血を呼んでいるのか」と語りかけるシーンがありますが・・
この描写が事実だとしたら、土方らしくないナァ・・と感じてしまうのです。

後に明治政府の高官になり、清国の特命全権大使で日清戦争の口火を切るきっかけをも作ったようですね。
本自体は残念ながら、期待した内容ではありませんでしたが、
大鳥自身の日記が引用されている箇所は興味深く読みました。





08 : 58 : 20 | 最近読んだ本 | トラックバック(0) | コメント(2) pagetop

『よみがえるロマノフ家』・・を読みました。

先日TVで「エルミタージュ美術館」を観ましたら、
久しぶりにロシアに関するものを読みたくなり、
『よみがえるロマノフ家』を読んでみました。

「エルミタージュ美術館」は、行ってみたい場所なのですが、なかなか・・
いつか行ければイイナァ・・
土肥恒之『よみがえるロマノフ家』(講談社選書、2005)
土肥


出版社 / 著者からの内容紹介
強いツァーリ悲劇のツァーリとロシアの300年
ピョートル大帝、アレクサンドル1世、エカテリーナ2世、ニコライ2世etc.
1613年ミハイル選出から1917年ニコライ退位に到るまで19人を数える
君主の家系はいかに継がれていったのか。
西欧派・ピョートル大帝やパリに入城したアレクサンドル、
女帝の世紀の啓蒙君主・エカテリーナなどの事績を追い、
強い君主を希求するロシアの民衆とツァーリ一族の300年を描く。

内容(「BOOK」データベースより)
一六一三年ミハイル選出から一九一七年ニコライ退位に到るまで
十九人を数える君主の家系はいかに継がれていったのか。
西欧派・ピョートル大帝やパリに入城したアレクサンドル、
女帝の世紀の啓蒙君主・エカテリーナなどの事績を追い、
強い君主を希求するロシアの民衆とツァーリ一族の三百年を描く。

目次
第1章 ロマノフ王朝の誕生―一六一三‐一六八九年
第2章 ピョートル大帝のロシア―一六八九‐一七二五年
第3章 宮廷革命と「女帝の世紀」―一七二五‐一八〇一年
第4章 専制の危機と対応―一八〇一‐一八五六年
第5章 解放皇帝とその挫折―一八五六‐一八九四年
第6章 最後の皇帝ニコライ二世の時代―一八九四‐一九一七年

「ツァーリ」とは、この本では「皇帝や女帝」の称号を指します。
読み始めは、ロシア皇帝を順に追っていくという展開ですので、
あまり面白い記述もないかも・・・と思いながら読み進みました。

有名な皇帝としては「ピョートル帝」「エカテリーナ帝」「エリザベータ帝」でしょうか・・
「エカテリーナ」「エリザベータ」は女帝です。
この章が、一番面白かったですね。

ちなみに、「エルミタージュ美術館」の「冬宮」は、
アンナ女帝時代の1735年に建設を完了し、さらに、エリザベータ女帝時代に、
イタリア人ラストレリ(1700~1771)の設計で1754~1762年にかけて
バロック様式に基づいて再建されたようです。
ラストレリが造った冬宮の最大の見所はファサードだといわれます。

ロマノフ朝の最後(ニコライ2世)では、皇帝一家は全員殺され終焉するのですが、
この本は、1613年のミハエル選出から、ここまでを追った
ロマノフ朝・歴史の概説書・・ですかしら・・

ロシアの歴史に興味がある方には、入門書になるのでは・・
08 : 15 : 57 | 最近読んだ本 | トラックバック(0) | コメント(0) pagetop

『近藤勇のすべて』を読みました・・

『近藤勇のすべて』(新人物往来社)を読みました・・・

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【目次】(「BOOK」データベースより)

近藤勇が生きた時代/異説・勇の少年時代/近藤勇と宮川家/試衛館はどこにあったのか/山川さんが私の家の地主さんです/天然理心流と近藤勇/新選組結成/近藤勇の剣/近藤勇と松平容保/内部粛清された人々/池田屋事変/龍馬暗殺の夜の近藤勇/新選組屯所を発見するの記/甲州勝沼戦争/筆跡からみた近藤勇の性格/流山の朝―捕縛までの日々/近藤勇の妻・おつね/近藤勇の首級はどこに/近藤勇関係人名事典/近藤勇史跡事典/近藤勇略年譜/宮川家系図/近藤勇関係文献目録



幕末に関心が強く、新撰組物を読むことも多いのですが、
この本は近藤勇の人物像を浮き上がらせることに主体が置かれていますね。
土方歳三や沖田総司、斉藤一等を取り上げた書物は多いのですが、
以外に近藤勇は少ないような気がします。

近藤勇の実家・宮川家の家計図や、
妻・おつね(武家出身で、教養のある方だったのですね)の性格描写など
興味深く読みました。

勇の直系のお孫さんは、日露戦争で死亡しているようですが、京都時代に授かったお子さんたちはどうなったのかは書かれていません・・
今でも子孫は続いているのでしょうか・・

面白いのが、近藤勇の印象についての同時代人の一言コメント・・
私的に親しい人たちは「温厚な人」、
対立する人たちは「奸智に長けた人」・・

人物像というのは相手の位置により視点が違う・・
ということは、近藤を描く作者によっても違うということですね。
実際の人物像などは、タイムマシンでその時代に行かなければ解らない・・カモ・・



17 : 53 : 42 | 最近読んだ本 | トラックバック(0) | コメント(2) pagetop

『犬との10の約束』

川口晴著『犬との10の約束』(文芸春秋)を読みました・・

涙が・・

主人公あかりが12歳のとき、子犬のソックスがきます。
母はその子犬を見て「犬を飼う時には、犬と10の約束をして」と
幼いあかりに約束させます。
その約束とは、

1私と気長につきあってください。
2私を信じてください。それだけで私は幸せです。
3私にも心があることを忘れないでください。
4言うことをきかないときは理由があります。
5私にたくさん話しかけてください。人のことばは話せないけど、わかっています。
6私をたたかないで。本気になったら私の方が強いことを忘れないで。
7私が年を取っても仲良くしてください。
8私は十年くらいしか生きられません。だからできるだけ私と一緒にいてください。
9あなたには学校もあるし友だちもいます。でも私にはあなたしかいません。
10私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください。
どうか覚えていてください、私がずっとあなたを愛していたことを。

7・8・9と10の約束・・切ないですね・・
私はいい飼い主かどうか、考えさせられました・・
自分の都合で、犬に接していないか・・反省です・・

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生後1ヶ月でうちの子になったヨーキー・マルチーズMIXは、もう10歳になりました・・
人(犬)のいい優しい子で、後から来たチワワに主導権を取られても、
ニコニコ・・

長生きして欲しいものです・・
08 : 47 : 13 | 最近読んだ本 | トラックバック(0) | コメント(12) pagetop

「黒豹ダブルダウン2」読みました・・

久しぶりに黒豹シリーズ読みました。
門田泰明「黒豹ダブルダウン2」(徳間文庫)・・
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昔、下の娘が幼稚園か小学校の頃でしょうか・・
このシリーズにはまって、何冊読んだことか・・

先日図書館で見つけたので、ひさしぶりに読むと、やっぱり面白い!

主役は「黒木豹介」、国家安全委員会直轄の秘密捜査官。
黒豹の異名を持ち宰相倉脇氏の密命を受け、
特命武装検事として日本国内だけでなく世界・宇宙にまで赴き、
地球の平和を守る活躍を描いたアクション小説です。

実際にはこんな人はいないでしょうが、詳細な武器の説明や描写ですね。
これは絶対、映像化できないでしょう。
だって黒豹を演じれる役者さんや、沙霧を演じる女優さんが思い浮かばない・・

島田荘司さんの「吉敷竹史」だって、
役者さんのイメージが違いすぎてガッカリしましたもの・・

14 : 10 : 24 | 最近読んだ本 | トラックバック(0) | コメント(4) pagetop

浅田次郎著『輪違屋糸里 上・下』

浅田次郎著『輪違屋糸里 上・下』を読みました。

この本も、私の好きな幕末ものですが、女性の視点か新撰組や当時の世相が描かれていますネ。

幼い頃に女衒に売られ、京都へ上ったおいとは「輪違屋」と呼ばれる芸妓置屋に身を寄せ、「糸里」という名を授かります。
そして、輪違屋で芸事や作法の習いを受けた糸里は出世し、
芸妓の最高位「太夫」に次ぐ「天神」の地位を授かるほどになります。
糸里は、土方歳三に心惹かれるようになりますが、土方は子供扱いしています。

この京都島原の天神糸里を主人公に、平山の恋人の吉栄、芹沢の愛人のお梅、郷士の女房おまさとお勝の五人の女たちの視点で、新選組初期に起こった芹沢鴨暗殺事件を描いているのがこれまでの他の小説とは違いますね。


京都島原の太夫の地位がこんなにも高いものであったことや、彼女たちの誇りの高さ・・
初めて知りました・・

この作品で意外なのは、芹沢鴨の描かれ方・・

芹沢鴨はこれまで傍若無人で酒におぼれるとすぐに暴力に訴え、容赦なく商店からお金を巻き上げる・・など悪いイメージのみが強調されていました。

ここでは、近藤・土方・沖田といった百姓出身の人物達に比べて、芹沢は教養もあり剣の腕も確かな人物として描かれています。
しらふの時には、お勝にも言い負かされてしまうことや、花を飾るなどの様子も描かれ驚きますね。 

逆に、土方は陰険な策謀家で、自分に情を寄せる糸里さえ、道具とし扱う・・

ただ、芹沢鴨の行動を正当性しすぎかなぁ・・という印象はありますが・・
京都に着くまでも傍若無人な振る舞いは多々あったわけで・・
「大和屋」の焼き討ちは上からの指図で、芹沢鴨はその命令に従っただけ・・ウ~ン・・
作者は、芹沢鴨が好きなのだろうな・・という印象・・ですが・・


主人公、糸里は土方への愛情から、利用されることを承諾するのですが、その帰り道「今度は男に生まれたい」という描写が女の哀しみを表していますね。

芹沢鴨暗殺事件に糸里、青梅、吉栄らが巻き込まれるのですが、この描写は史実に反する部分はありながらも、うまく書かれています。

糸里が土方に投げかける最後の言葉は、自分の思いを胸にこめ悲しい言葉ですね。
吉栄の独白は、何だか分からないものに愚かにも死を賭けて挑んでいく男達の間で、
生きていくことの真の意味を求めています。
彼女の意思の強さと相まって、今後の二人の行く末が思いやられ・・

最後の対談を読むと、輪違屋には糸里がいたという記録はないとか・・
芹沢鴨暗殺時のわずかな記録で、ここまでの作品を書かれるのがすごい!!

また、浅田作品読んでみます。

12 : 42 : 53 | 最近読んだ本 | トラックバック(0) | コメント(0) pagetop

浅田次郎著『憑神』、読んでみました・・

浅田次郎さんの『憑神』を読みました。

浅田

以前から読みたいと思っていたのですが、時間がなくて・・
浅田次郎さんはエッセーも楽しい!!
東京に行くときにJALを利用するのですが、機関誌のエッセーが記載されています。
毎回それを読むのも楽しみなのですが、今まで小説を読む機会がなくて・・

映像化された作品はいくつか拝見して、どれもいい作品だだな、と思っていました。

前置きが長くなりました・・・

この『憑神』、傑作です!!
私の好きな、「幕末もの」であるところもイイ!

婿入り先で男子が誕生したとたん冷たい扱いを受け、ついには離縁させられ実家に戻ってきた貧乏旗本の次男坊・彦四郎。

家を継いだ気弱で怠惰な兄(この都合よく生きる兄の描写も秀逸)に遠慮しながら、ただ日々をやりすごす彦四郎。
出世を願ってお稲荷さんに手を合わせたが、現れたのは人に災いをなす神!

最初に現れたのは「貧乏神」・・

大店の主人の姿をした貧乏神は、「祠に手を合わせたあなたが悪い。家にとり憑き、丸裸にする」と宣言する。半信半疑の彦四郎だが、さっそく別所家には、“お家存亡の危機”がやってきて・・・

でも彦四郎の人柄に、貧乏神は「助かるには、他の人に災いを押し付ければいい」と言われ、
婿入り先に神を押し付けた。
その途端、元の婿入り先は不幸に見舞われ、彦四郎は思い悩む・・

次に登場するのは「厄病神」・・
このキャラクター、好きかも・・
九頭龍為五郎という力士のような神。
涙もろく、彦四郎の手伝いもし彦四郎の身を心配しながら去っていく。

最後は「死神」・・・
彦四郎は「死神」からは逃げようとせず、武士としての生き様、死に様を見出した彦四郎。
既存の価値観がすべて崩壊し、混乱する世相の中で、彼は、敢然と己の信念に依って行動する。ここの描写は少しわかりづらかったのですが、この行動は当時、武士は家を重んじる=主を重んじることが根底にあるのですね。

今まで武士の生き方を何の疑問も持たずにいた彦四郎が、三人の神に取り憑かれて、この動乱の時代に今までどおりの生き方でいいのか疑問を持つようになります。

子どもの頃から期待されるほど聡明で、榎本武揚新政府の役人からも誘われますが断り、
自分の道を見いだし、そこに突き進んでいきます。

根底にある人情味・・人間臭い三邪神や自己中心な兄、日常は人より劣るが特殊な能力をもつ小文悟など登場人物も魅力的です。
楽しませていただきました。

続いて『輪違屋糸里』を読みたいと思います。
11 : 56 : 05 | 最近読んだ本 | トラックバック(0) | コメント(2) pagetop

『坂本龍馬事典 コンパクト版』を読みました・・

『坂本龍馬事典 コンパクト版』(新人物往来社、2007)を読みました。
4404034465龍馬

龍馬ハン、ファンとしてはワクワクしながら・・読み進みました。

内容は、
「事件」「師友」「河田小龍と龍馬」「暗殺」「足跡」の章に分けられ、それぞれに論評が書かれています。
これまでも、龍馬ハン関連の本は数多く読みましたので、特に目新しいものは無かったのですが、
319宮地佐一郎氏「龍馬の人物評」での「妻お龍」をはじめとする同時代の人々の、龍馬の人物評が面白かったですね。

龍馬が好きな方にお薦めです。
09 : 46 : 42 | 最近読んだ本 | トラックバック(0) | コメント(0) pagetop

内田康夫『イタリア幻想曲 貴賓室の怪人 2』を読みました・・

内田康夫『イタリア幻想曲 貴賓室の怪人 2』(角川書店、2006)を読みました・・31673492.jpg


この本ではいつものように浅見光彦氏が登場・・・
今回は、若き日の兄・陽一郎氏が絡んできます。

プロローグで、学生時代に欧州を旅し兄・陽一郎氏は、イタリア・トスカーナにある街カッラーラ近郊で日本人男性に出会い届け物を頼まれますが、数日後に、この男が事故死します。
「貴賓室の怪人に気をつけろ」と言う書面を受け取った、イタリアに住むホテル経営者の女性から浅見光彦氏に捜査の依頼があり、彼は豪華客船でイタリアへと向かいます。

現地では、画家の死に遭遇したり、トリノに伝わる「聖骸布」、ダ・ヴィンチが残した謎、異郷の地・トスカーナで起きた事件はヴァチカンの冒してはならぬ秘密へとつながっていくなどスケールの大きなもの。

いつもながらに読み応えのある作品で、最後にはちょっとしたどんでん返しもありますが、それは内緒・・・
ボリューム的に、通勤時に読むのもいいのではないでしょうか・・

以前も書きましたけれど、映像化される浅見光彦氏の役は、若き日の水谷豊さんが一番いいと思うのですが・・・
最近の方々は、どうもイメージが違う気がするのですが・・





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塩田丸男『死語読本』その1

塩田丸男著『死語読本』(白水社 、1994)を読みました。
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1 死語を通して何が見えるか
2 死語とその背景(遊ばせ;E電;粋衆;いとこ;印;院外団;乳母車;噂供養;駅弁大学;大銀杏;大御所;大掃除;お側;おっしゃる;男まさり;おまえ;おもしろい;外遊;革新;かげ弾き ほか)

この本は、若い方よりワタシ位の年齢に人には面白いと思いますね。
今は普通に使っている言葉や、流行語と言われる新語も時がたてば、忘れ去られ「死語」となります。
その量は「どんだけぇ~」・・シツレイしました・・

10「日本語の特徴の中でも特に際立っているのは、17・18世紀あたりを境目として、変化の速度が著しく変わったというのである。平安朝以来、江戸中期にいたるまでの7・800年間と言いうのは、日本語には著しい変化が見られなかった」

言葉の変化は「江戸後期」から速度が増します。
これは、初めて知りましたが、西洋文化の流入も関係するのでしょうね・・

第二次世界大戦後「当用漢字、1850字」が定められるのですが、その際にこの漢字数では日常の用は足りないと言う声もあったのを、『論語』は使用字数が1512字、『孟子』は1959字であるとして、押し切られた模様が書かれていますが、学者さまの論理を垣間見て面白いですね。

1章でホーッと思ったのは、
17「平成4年の人気CMトップはコカ・コーラである。アメリカの言語学者が面白いことを言った。『世界中のどこの国でもドリンく・コカコーラ(コーラを飲め)というのに、どうして日本では命令形で言わないのか』
”コカコーラを飲もう”とは言えても”飲め”とは言いにくい・・
日本での発売に際して当初は”ドリンクコカコーラ”で行こうだったらしいが、日本側から反対意見が出た。
”日本人は命令形に強い拒否反応を示す”

そういわれて回りを見ると、”~お願いしたい”や”~していただく”と言う表現が多い。」

24「このような命令形の言葉が、急に姿を消したのは、終戦後のことである。世界の歴史に戦争は無数にあるが、一度の敗戦で戦争をこれくらい憎み、拒否するようになったのは昭和20年の日本以外には無いのではないか。

強烈な戦争や軍部への拒否感情である。その軍隊を象徴するものは”命令形”であり、軍隊嫌いが命令形の拒否反応となったのでは無いだろうか」

確かにそういわれてみると外国では「足元に気をつけて」とは表現されいるが、
日本では「お足元にお気をつけください」と丁寧ですね。

これが戦後の軍隊拒否反応とは、視点が面白いと思うのですがいかがでしょう?

誤解の無いように書きますが、私は戦後すぐの生まれではありませんコトヨ・・
高度成長期に生まれたト・・・です・・

この本には、ヘェ~~と思うことがいくつかありましたので「死後」のご紹介とともに何回か書きたいと思います。


塩田丸男著『死語読本』(白水社 、1994)pp.10-24より引用



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プロフィール

beadsD

Author:beadsD
好奇心旺盛なオバサンの雑多な趣味とツブヤキです。
ビーズを好きな方々と交流できると嬉しいですね。

別ブログ「東京モンの福岡グルメさがし」
も宜しければお読みくださいね。


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